FC2ブログ
プロフィール

Author:yasukomi
埼玉県狭山市にあるいのちの樹教会の牧師です。
このブログは毎週の礼拝と祈祷会のメッセージを要約したものです。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
リンク
QRコード
QR

191013 マタイ24:3-14 「終わりの日の前触れ」

マタイ24:3-14 「終わりの日の前触れ」

 昨日の台風の影響で入間川や不老川、越辺川などが氾濫したと報道がありました。何人かの兄姉は昨日避難所に避難されましたし、後片付けに追われて来れなかった方もおられます。私が記憶する限り、赴任してからの11年でここまでの被害は過去に無かったと思います。しかし、同じことをここ最近、毎年言っているようにも思うのです。毎年、毎年、日本中で、これまで体験したことのない規模の災害が起きています。地震や津波、大雨による土砂災害、河川の氾濫、突風に竜巻。数え上げればキリがありません。これらには、もちろん温暖化の影響や、それに伴う気候の変化や海水面の上昇、様々な科学的要因があるのでしょう。けれどです。それとは別に、私にはやはりこの状況に何か神様の特別な意思があるように思えて仕方がないのです。それは人間に対する罰でしょうか。けれど神様は大洪水の後、「わたしは、決して再び人のゆえに、大地にのろいをもたらしはしない。」と言われました。では、何でしょう。考えられることは、やはり、終わりの日が近づいているということではないでしょうか。
 災害に苦しむ現実がある中で、あまり危機感を煽ることは避けるべきです。福音を伝えるために裁きを強調して脅すことは控えるべきだと思います。けれどです。私たちが聖書信仰に立ち、イエス様の十字架と復活、そして再臨を信じているのならば、同時にイエス様が再臨される前に訪れる「前触れ」についても信じているはずですし、そのことが語るメッセージにも、耳を傾けるべきではないでしょうか。
 終わりの日の前ぶれとはどのようなものでしょう。災害や天変地異を思い浮かべますが、今日の箇所で明確に記されるのは、むしろ人々の敵意。「私こそキリスト」と言って人々を惑わす指導者たちが次々に起こり、民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、そして人と人までもが信じられなくなっていく。人々の感情は閉鎖的となり、各個主義が蔓延り、あらゆる場面で、様々な対立関係が広まっていくのです。事実、イギリスがEUを脱退し、中国と香港が対立を深め、トルコは難民問題を理由にシリア侵攻を開始いたしました。世界の警察を自認していたアメリカは、自国の経済保護を理由に、国境を強化し、異なるものを排除しようと必死です。日本政府と韓国政府の対立は、ますます互いの愛国心を煽って、もはや引くに引けない状況になっています。自国優先主義が全世界を覆っているのです。
 聖書は驚くほど、今という現代を言い当てています。果たして、今日読んだ聖書の箇所で1行でも、今の時代に当てはまらない出来事はあるでしょうか。私たちは普段、あまり考えないようにしております。特に災害の事実を前に、世の終わりを語ることは大変繊細で、配慮が必要です。けれど、やはりこれは聖書が語るところなのです。
 この記述が今に当たるのか、これからなのか。かの日はもうすぐ来るのか、それがいつという問題には答えられません。けれど確実に言えるのは、昨日よりも今日、この世界は終わりの日に近づいているという事実です。私たちはこの事実を受け入れなければなりません。
 最後まで耐え忍ぶ人は救われます。これは、最後まで福音に信頼する人のことです。どれだけ偽預言者が現れようとも、その声に多くの人々が惑わされても、それゆえ人々の敵意が増大しようとも、最後まで耐え忍び、神の声に聞き従う人は救われる。これが主イエスの語るところです。そして、そのような時代においても、福音は宣べ伝えられて、全ての民族に証しされる。そして、それから終わりが来る。つまり、この終わりの前触れの時代、二つの言葉が世界中に広まっていくと言うことです。一つは、偽預言者の声であり、一つは御国の福音です。私たちはこの福音を与っているのです。
 救いをいただいたとは言え、終わりの日をぼんやり待っているわけにはいかないのです。なぜなら人々を惑わし、敵意を煽り、その信頼を傷つける偽預言者の声が広まっていくからです。私たちはこの終わりの前触れにあって、黙っていてはいけません。福音を宣べ伝えなければ。人々を生かし、和解を生み、互いの信頼を育む、主イエスの声を届けなければならないのです。

コメント

非公開コメント