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Author:yasukomi
埼玉県狭山市にあるいのちの樹教会の牧師です。
このブログは毎週の礼拝と祈祷会のメッセージを要約したものです。

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2015/09/06 ペテロの手紙第一3:15 「希望を伝えるために」

ペテロの手紙第一3:15 「希望を伝えるために」

 「だれにでもいつでも弁明できる用意をしていなさい。」とは聖書の言葉ですが、本当に伝道のチャンスというのはいつやって来るかわかりません。10年来、何も応じてくれなかった旦那さんが、明日突然に、救いについて尋ねてくるかもしれません。軽い気持ちで話しかけた友人が、殊の外、興味を持って尋ね返して来るかもしれません。その時、私たちは、まだ準備が整っていませんから、よくわかりませんから、またの機会にお願いしますと言うのでしょうか?いつその時が来るかわからない。だから、いつ来ても良いように用意をしておかなければなりません。
 最も有名な日本人の一人にメジャーリーガーのイチロー選手がいます。イチローの業績は世界中の誰もが知るところですが、彼は何も生まれついての才能だけでここまで成功したわけではないでしょう。彼の素晴らしさは自己管理能力の高さだと言われています。試合が有る無しに関わらず、必ず球場に来て、いつもと同じ練習を淡々とこなす。ストレッチを欠かさず、十分に筋肉をケアする。イチローは私と同い年の41歳、メジャーリーグで最年長の野手となりましたが、驚くべきはこれまで故障者リストに上がったことはたったの一度だけ、それも胃潰瘍によってだと言うことです。彼はいつも試合に備え、最高のパフォーマンスを発揮できるように、自らの体を整えているのです。
 咄嗟の時、神が用いられる時、それに応えられる人とはどのような人でしょうか。前回、それはあらゆる現状の中で恵みを数えることの出来る人、神の臨在に目を留めることが出来る人だと言いました。もう一つそこに加えるとしたら、その恵みを相手に伝わる適切な言葉にして整えている人と言えるでしょう。
 経験したこと、学んだこと、実感したことを、的確に相手に伝えるというのはある種の訓練が必要です。例えば日記を書く人は、日記を書くこと自体が目的となることがあるかと思います。書くことが楽しい。それはとても大切で意味あることなんですけれども、本当にそれが意味を持つのは、そこに留められた経験が次に活かされる時ではないでしょうか。過去の出来事から学んで、その経験が将来に活きた時ではないでしょうか。ですから、積まれていった日記は、実は定期的に見返すという行為が大事です。学校の授業ノートも同じですね。黒板の文字を精一杯にノートに書き写しますが、大事なのは、それを見返すことです。ノートは見返すためにこそ書くのです。そもそも見返さないならノートをとる意味がありません。そして神の恵みも同じです。恵みを蓄えることは大事ですが、蓄えるだけではいけません。それを伝える言葉として整えなければなりません。
 そのために、どうすればいいでしょう。それは、常日頃から恵みを分かち合う。言語化して相手に伝えるということを繰り返すことです。自分の胸の内に蓄えるだけでなく、誰かに伝えるという行為を繰り返しておくのです。祈祷会では毎週、互いの近況を話し合います。この近況を話すということが、私たちの恵みを将来に整えてくれるのです。そして、同時に誰かの証しを近況を聞くということも、私たちの備えとなります。兄弟姉妹の信仰の姿を通して、自分自身がこの日常の中でどのように神の恵みを整えていくべきかを知るのです。
「むしろ、心の中でキリストを主としてあがめなさい。そして、あなたがたのうちにある希望について説明を求める人には、だれにでもいつでも弁明できる用意をしていなさい。」
Ⅰペテロ3:15

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