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Author:yasukomi
埼玉県狭山市にあるいのちの樹教会の牧師です。
このブログは毎週の礼拝と祈祷会のメッセージを要約したものです。

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210224 民数記28:1-15 「生活の中心」

民数記28:1-15 「生活の中心」

 主へのなだめのかおりのささげものについてが命じられています。常供の全焼のいけにえとして、一歳の傷の無い雄の子羊を毎日朝に一頭、夕に一頭。穀物のささげ物として、オリーブ油を混ぜた小麦粉10分の1エパ(2.3L)。注ぎのささげ物として、子羊一頭につき4分の1ヒン(0.95L)の強い酒(ぶどう酒)。これがあらゆるいけにえの基準です。
 安息日には、この常供のいけにえに加えて、一歳の傷の無い雄の子羊二頭。穀物のささげ物として、油を混ぜた小麦粉10分の2エパ(4.6L)が献げられます。
 また月の第一日(新月祭)は、やはり常供のいけにえに加えて、全焼のいけにえとして、傷の無い若い雄牛2頭、雄羊1頭、一歳の雄の子羊7頭、そして祭司のために罪のためのいけにえとして雄やぎ1頭。穀物のささげ物として、雄牛1頭につき、油を混ぜた小麦粉10分の3エパ(6.9L)、雄羊1頭につき油を混ぜた小麦粉10分の2エパ(4.6L)、子羊1頭につき油を混ぜた小麦粉10分の1エパ。注ぎのささげ物として、雄牛1頭につきぶどう酒4分の1ヒン。雄羊1頭につきぶどう酒2分の1ヒン、子羊1頭につきぶどう酒3分の1ヒン。が献げられます。

 そして28章16節から29章までは、さらに過ぎ越しの祭りや種無しパンの祭りが行われる第1の月のいけにえ、初穂の日(五旬節)のいけにえ、そして贖罪日がある第7の月のいけにえの規定が記されています。

 カナンに入る直前、後継者にヨシュアが選ばれたその直後、最初に主から命じられるのがいけにえについての事細かな規定でした。毎日のいけにえ、安息日毎のいけにえ、新月祭のいけにえ、初穂の日のいけにえ、そして、出エジプトを覚える第1の月と贖罪日を迎える第7の月に献げられる特別のいけにえ。それらは彼らイスラエルの生活が、神の恵みによることを思い起こさせる行為でありました。これからカナンに入国することになるイスラエルはその地に定住することとなります。するとどうなるか。日々の生活が神の導きであることよりも、自らの努力の結果と映るようになるのです。荒野の旅は、天からのマナとうずらをいただき、日々主の恵みによって生かされる日々でした。困難は彼らに主に頼ることを教え、思いもよらぬ神の奇跡が彼らの目を覚まさせたことでした。けれど、カナンに入ればどうなるでしょう。乳と蜜の流れる地と呼ばれたカナンは、豊かなで、農業や放牧に適した地も多く、入居した地で彼らは定住生活を送るようになります。彼らはそこで畑を耕し、穀物を育て、家畜を育て、蓄え、富みを築いていくのです。これまでは神に依存した生活でした。けれど、これからは彼らの努力が彼らの成功に直結する生活となる。それは彼らのやる気となり、同時に彼らが神を必要としなくなる下地ともなるのです。
 主はそのような生活に入る前に、彼らの生活の中心をどこに置くべきかをこのいけにえの規定を通じて教えておられるのです。いけにえを献げることはすなわち礼拝です。カトリックのミサはキリストのいけにえを捧げる行為です。私たちはキリストを再び十字架にかけることはしませんが、礼拝の度に主の贖いの恵みを覚え、感謝することは決して間違いではありません。しかしです。イスラエルに命じられたいけにえの規定の見る限り、私たちの礼拝は週に一度では足りません。それは毎日献げることが命じられているのです。
 全焼のいけにえは、傷の無い家畜と穀物と注ぎの献げ物。私たちの生きるために食すもの、そして懸命に蓄えた財を、まず初穂として神に捧げることが命じられています。それは私たちが己の力ではなく、主によって生かされていると認め、感謝すること。ひれ伏すことを意味します。私たちは毎日、主によって生かされ、養われてあるこの身を覚えるように。感謝するようにと命じられているのです。
 詩編103:2「わがたましいよ【主】をほめたたえよ。主が良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」

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