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Author:yasukomi
埼玉県狭山市にあるいのちの樹教会の牧師です。
このブログは毎週の礼拝と祈祷会のメッセージを要約したものです。

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2015/05/03 ヘブル11:7  「恐れかしこむ信仰」

ヘブル11:7 「恐れかしこむ信仰」

 ノアが神様から命じられた箱舟の大きさは、長さ300キュビトに、幅が50キュビト、高さが30キュビト。これをメートルに直すと、長さ132m、幅22m、高さ13.2mというとてつもない大きさの代物です。聖書にはノアが船大工だったとはどこにも書いておりません。創世記9章には「ノアはぶどう畑を作り始めた農夫であった」とありますから、彼が舟を作るのは完全な畑違いです。しかもです。この途方も無い建築に、手伝う人間は、彼と妻、セム、ハム、ヤペテの3人の息子にその妻達の8人のみ。ですから何の疑問や不安、困難が無かったかというと、決してそういうわけではなかったかと思います。この先には困難が待っていることは火を見るより明らかです。しかし、神が命じられたのです。困難だからと投げ出しては、その先に来る神の怒りを避ける事は出来ません。ノアは目の前に積み重なる困難の中で、しかし神様の約束を信じました。そして千里の道の第一歩を踏み出したのでありました。
 ノアの素晴らしさはなんでしょう。私は、一度決めたことを最後までやり通す、この忠実さにあるように思います。歴史上、信仰の人は様々におりますが、ノアはその中でも別格です。彼の凄さはとてつもない箱舟を造って神の裁きを生き抜いたということは、もちろんですが、それよりもむしろ私は、先の見えない神様の命令に忠実に仕え続けた、その日常の姿にこそあると思います。
 箱舟作りは一日や二日のことではありません。きっと投げ出してしまおうと思ったこともあったかと思うのです。本当に意味があるんだろうかと疑ったこともあるでしょう。人々の野次に、心が折れそうになることもあるでしょう。疲労困憊、間違って指をトンカチで叩いて、こんなのやってられるか!と思わず地面に投げつけたこともあるかもしれません。しかし、それでも、彼は箱舟作りに戻ります。その手を休めることは、神様の命令を放り投げることです。そして大洪水に備えることができないことを意味します。止めることは簡単です。けれど、今の困難は、後のための大切な備えに他ならないのです。
 信仰生活とは、得てしてこのようであります。投げ出したくなることもある。不安になることもある。神様を信じているから、何の不安も疑問もないかと言いますとそんなことは決してありません。周りの人のように、神様を抜きにして毎日を面白おかしく過ごしたほうが、どれほど自由で楽しいことでしょう。私たちがもし今だけを見て生きるなら、信仰など、不自由でしかありません。けれど、それでは済まされない時がやってくるのです。やがて大洪水がやって来るのです。私たちは、主が再び地上にこられ、死んだ者にも生きている者にも、相応しく裁きを与えられることを知っています。私たちは、常に、この所を見て恐れかしこむ者でなければなりません。
 なぜ他人を尊敬しなければならないのでしょうか。主が命じられたからです。なぜ礼拝に出席しなければならないのでしょう。主が命じられたからです。なぜ、自分の命を好き勝手にしてはいけないんでしょう。主が命じられたからです。様々なことに疑問も反論もあるでしょう。しかし、主が命じられたのだから、私はそれに従います。これ以上に相応しい理由が他にあるでしょうか。

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